日本は世界一厳しい消費者を持つとされ、世界的なメーカーの多くが新製品の品質テストに日本市場を選ぶと言われています。 サイクロン掃除機で有名なあのメーカーも多くの日本限定モデルを発表し、そのテストで得られるフィードバックを世界的モデルに活かすそうです。

ファッション、グルメ、SNS。どんなものにも流行りがあります。

「流行り=一時的に世の中に広く行われること。」

一時的の意味通り、世間的な流行りには必ず終わりがありますが、流行の終わりと共に廃れて消えていく商品・サービス・店舗と、流行を機にうまく世間に浸透しその後も継続的に存在していく商品・サービス・店舗があります。その差は一体何なんでしょう。

パンケーキを例に、

「たとえリニューアル依頼だったとしても、必ずしも全てを変える必要はないし、良いところは残すべきだと思う。同じデザインを使い続けることの効果だって考えなければいけない。」by REITEN.ICHI AD

全くもってその通りです。

よくクライアントからこうお声がけ頂きます。

「デザインをリニューアルしたいんで、ご提案いただけますか?」 もちろん喜んでお話を聞かせて頂きますが、私たちはまず先に、

商品やサービスをはじめ、さまざまな「企画」に伴って、必ずついてくる「コンセプト」。

いったい何者なんでしょう。

「コンセプト」として提示された言葉は読めばわかるので、コンセプトというもの自身が何を意味し、いったいどんな役割を果たしているのか、考えずにいる方も多いかもしれません。 チームの一員として企画を進めて行く上ではあまり深く考える必要は無いかもしれませんが、企画の責任者となったり、企画案を出す立場になった際に「コンセプトって何者なんだよ?」と深く考えさせられます。

ここでは、何か企画や、クリエイティブ開発をする上で、コンセプトは何を意味し、

消費者がブランドに対して持つ忠誠心・執着心。 似たような製品があるなかで、特定のブランドを選ぶ度合いを示す。(他にブランドが無い場合は測ることはできない) 以下の通りブランドを知らない状態から4つの段階がある。

ブランディングにしてもマーケティングにしてもデザイン開発にしても、重要なのは顧客目線です。 そんなことは当たり前…。と思われるかもしれませんが、意外と自社の商品やサービスが顧客に対してどのような価値を与えているのかを「何となく」しか把握していないことがあります。

商品やサービスが顧客にとってどのような価値があるかを分析する方法のひとつとして、製品が持つレベルを下記のように5つの階層に分けて考える方法があります。 何やら難しそうな雰囲気はありますが、この類いの話は「便利な物差」と捉えて、とりあえず考え方だけを拝借し、自分が納得いくように当てはめてみれば良いと思います。

hierarchy

 

一番下から順に、コース料理を提供するレストランを例にして説明します。

ブランディングという言葉自身にピンとこない方も多いかと思います。また、なんとなく意味はわかっていても、何をすれば良いかわからない人も多いのではないでしょうか。

wikipediaより)ブランディング(英: branding)とは、ブランドに対する共感や信頼などを通じて顧客にとっての価値を高めていく、企業と組織のマーケティング戦略の1つ。ブランドとして認知されていないものをブランドに育て上げる、あるいはブランド構成要素を強化し、活性・維持管理していくこと。また、その手法。ここでいうブランドとは高級消費財に限らず、その対象としては、商品やサービス、それらを供給する企業や団体のほか、人物・建築物・史跡・地域 ・祭事など、あらゆるものが該当する。

言葉のアヤではあるかもしれませんが、この説明は賢明とは言えません。なぜなら、

夏の暑い日。 家族や恋人、友人、同僚とコンビニに行き、一緒にいる人がドリンクを買ったときは、「なんでそれにしたの?」と質問してみてください。

多くの人が「なんとなく…」と答えることでしょう。

パッ聞くと理由なんて無さそうで適当な印象を受けますが、よくよく考えてみると多くの人が購買行動を起こす最強の理由だと言えます。 もし、多くの人が口にする「なんとなく」の正体を突き止め、勝ち取ることがきれば色んなことが上手く行くかもしれません。

 

●「なんとなく」の正体とは?

「なんとなくこれにした」 「なんとなく決めた」 「なんとなく美味しそうだったから」

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