ステークホルダー分析が成功の鍵!

投稿者: カテゴリー: プロジェクトマネジメント オン 2014/04/03

ステークホルダーとは、あらゆる活動・行動・プロジェクトなどに対して直接・間接的に利害が生じる関係者のこと。
何か新商品を作るプロジェクトがあるとした場合、ステークホルダーは以下の通りです。

  1. 消費者
  2. 中心企業、制作・製造企業、運営会社、その他協力者、子会社等の組織
  3. 各部門や工程の担当者などプロジェクトに直接関わるメンバー
  4. 消費者を取り巻く人々(親、配偶者、交際相手、子供など)
  5. 各担当者の上司や、決裁者、経営幹部、など
  6. 競合企業・業者

1.2.3.は直接的な関係者、4.5.6.は間接的な関係者です。

ここですこし、新商品開発プロジェクトを進める際に陥りがちな例を紹介します。
この中に、プロジェクトを進める上で見落としがちな項目があります。何番だと思いますか?

意外だと思われるかもしれませんが、圧倒的に5.が多いです。
例えば、プロジェクトが終盤に差し掛かった所で、トップから待ったがカカッたなどです。
デザイン開発で置き換えると、ブランディングプランもできて、進めてきたデザインが最終段階になって、鶴の一声で… というパターンです。

プロジェクトを進める上では、もちろん全項を意識する必要があります。ですが、特に5番は見落としがちで、かつ、プロジェクトを進める上で非常に重要なポイントになってきます。4.も見落としがちかと思われますが、多くは1.と共にセグメンテーション(市場細分化)やターゲティングでおさえています。

5. を見落としがちなのは、恐らくプロジェクト内部の深くにあるからではないでしょうか。このような進行の壁となる要因をできるだけ取り除くためには、プロジェクト進行手順の組み立てと同時に、決裁権限のあるステークホルダーを分析し、必要に応じて決裁前から相談して、プロジェクトとの関わりを深くしておくことが重要です。

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