00人にひとりタダ！戦略
「レシートを集めてXX人にひとりゼロ円にしちゃいます」
「00人にひとりレジで当たりがでたらタダ！」
という広告宣伝をよく聞きます。夢もあって非常に魅力的ですよね。
でも冷静になって考えると、
100人にひとりをタダにした場合は、1%OFF。
10人にひとりをタダにした場合は、10%OFF。とも考えられます。
高いものを買った顧客に当たりが出たなど、購入額による多少の誤差はありますが、全国規模のキャンペーンともなると、統計学を学んでいなくても、かなり近い数字になると予想するのは容易です。
さらに冒頭のように「レシートを集めて（別日に抽選）」などの条件をつけることで、タダを狙う人には消費活動の一助となる再訪問を促すことができ、抽選に来なければ来ないで、当選数が減るので一石二鳥です。
1%OFFや10%OFFよりも、よっぽど太っ腹な雰囲気を出しつつ、実際の割引はさほどしなくて済む。非常に上手い販売戦略だと思います。
このように、同じ「コト」であっても、人の心理を上手く捉え、視点を変えたり仕組みを工夫することで、より魅力的に見せることができ、より大きな効果を得ることが可能になります。