よくブランディングの書籍に、製品やサービスのブランド価値を高めるためには、機能的価値だけでなく情緒的価値が重要だ!と書かれています。 その通りとは思いますが、一体これらが何を示し、その実態はどうなのか。考える機会がありましたのでここにまとめて書き留めておきます。

まずは、シンプルに定義したいと思います。 機能的価値=製品の基本的機能 情緒的価値=基本的機能以外の付加価値

例えば炊飯器であれば、「米が5.5号炊ける。」が基本的機能と言えるでしょうか。 でも、家電売り場へ行けば、ピンからキリまで揃っています。 その違いを店員に問うと、 「ふっくら炊き上がります。」 「ブランドごとに水の計量が自動で行えます。」 「デザインが良くインテリアとしても映えます。」 などと説明されるかもしれませんが、

「サービス向上に何か革新的なアイデアはないのか??」 上司によく言われそうなセリフですが、あなたがもし今抱えているサービスや商品に何か付加価値をプラスしたいと考えているのであれば、必ずしもその仕組み自体は革新的である必要はありません。

 

あたりまえの機能が驚きの機能に

ネット通販はもはや当たり前の時代になりました。しかも若・中年層に限ったことではありません。70歳を過ぎた私の親戚のおじさんもよく利用しています。 ネット通販には、購入履歴という機能があります。以前買った時期や数量、値段等がわかり、同じものを再注文できたりします。ネット通販では、当たり前の機能です。

話は変わりますが、以前とあるレストランに再訪問した際、こんなことがありました…

先日アートディレクターとWebコンストラクタ(Webサイトの構築、プログラミング、オーサリングなどを行う技術者)と、WEB用プロモーションムービーの打ち合わせがありました。 近年では電話やメールのみならず、SNSやネットを通じたコミュニケーションツールが豊富にあり、直接会わずに仕事のやり取りをすることが多くなっています。 どれもとても便利でなくてはならないツールになりつつありますが、良いデザインや優れたアイデアを生み出し、進行中の案件をワンランク上のレベルに持っていくためには、

先日アパレル系案件のブランディング会議がありました。 何より良かったことは、こちらが提示したデザイン案に手がける職人が理解と共感を持ってくれたことです。

職人やクリエイター、カメラマン、プログラマなど、ある種の技術職に就く人たちに最高の仕事をしてもらうための近道は、手がけているモノ自体のファンとなってもらうことだと思います。

先日あるデザイナーさんに「妖怪とは、今で言うところのある種のデザインだ」と言われました。 クリエイティブな発想についていけるか…と思いましたが、話を聞いてみるとすごく理解できました。

「妖怪とは、人々の不安や思考が噂となって広がり、

「たとえリニューアル依頼だったとしても、必ずしも全てを変える必要はないし、良いところは残すべきだと思う。同じデザインを使い続けることの効果だって考えなければいけない。」by REITEN.ICHI AD

全くもってその通りです。

よくクライアントからこうお声がけ頂きます。

「デザインをリニューアルしたいんで、ご提案いただけますか?」 もちろん喜んでお話を聞かせて頂きますが、私たちはまず先に、

商品やサービスをはじめ、さまざまな「企画」に伴って、必ずついてくる「コンセプト」。

いったい何者なんでしょう。

「コンセプト」として提示された言葉は読めばわかるので、コンセプトというもの自身が何を意味し、いったいどんな役割を果たしているのか、考えずにいる方も多いかもしれません。 チームの一員として企画を進めて行く上ではあまり深く考える必要は無いかもしれませんが、企画の責任者となったり、企画案を出す立場になった際に「コンセプトって何者なんだよ?」と深く考えさせられます。

ここでは、何か企画や、クリエイティブ開発をする上で、コンセプトは何を意味し、

先日の、商品用化粧箱開発会議にて。

「箱って本当に必要なのかな?」(by REITEN.ICHI AD)

ちょっとしたことですが、なかなか言えないですよね。 何事においても、「あたりまえ」を疑うことは重要で、問題の本質や解決の糸口、新たな発想が

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