恋愛の駆け引きの方法としてよく耳にする「押してダメなら引いてみろ」。

相手に対してアプローチするだけでなく、たまに間を置くことで興味を持たせようとすることですが、マーケティングにもプッシュ戦略とプル戦略という考え方があります(売り込みと引き込み)。

プッシュ戦略は、メーカーが主導し、流通・小売業者に働きかけ、製品やサービスを積極的に売り出す戦略です。 一方プル戦略は、メーカーが消費者に直接、製品やサービスのイメージアップを図ったり、魅力を訴えることで知名度や好感度を上げ、最終的には消費者が指名買いするように誘導する戦略です。

例えば戦略会議ではこんな会話が想定できます。

ブランディングにしてもマーケティングにしてもデザイン開発にしても、重要なのは顧客目線です。 そんなことは当たり前…。と思われるかもしれませんが、意外と自社の商品やサービスが顧客に対してどのような価値を与えているのかを「何となく」しか把握していないことがあります。

商品やサービスが顧客にとってどのような価値があるかを分析する方法のひとつとして、製品が持つレベルを下記のように5つの階層に分けて考える方法があります。 何やら難しそうな雰囲気はありますが、この類いの話は「便利な物差」と捉えて、とりあえず考え方だけを拝借し、自分が納得いくように当てはめてみれば良いと思います。

hierarchy

 

一番下から順に、コース料理を提供するレストランを例にして説明します。

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